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まちを考える

前回と話題変わって...

 

建築と『まち』は切っても切り離せないことは当たり前ですね。

 

建築士として心掛けなくてはいけないのは、設計した建物が当然のごとくまちの一部になるということ。

 

皆さんは、どのようなまちを訪れたいですか?

きれいなまち並み、ワクワクするようなまち 、落ち着きのあるまち・・・

 

 

右上の写真は、ご存じ『蔵の街  川越』です。(夕刻の写真なので暗くてすみません )

現存するものなどを再生し、きれいなまち並みをつくっていますね。階高や軒をを揃えた圧倒される程の切妻屋根!!この日は祭日で歩行者天国になっていましたが、この車道が歩行者専用であったらなお素晴らしいでしょうし、建物にも優しいですが。

 

この風景、何がいいのでしょう?

それは、建物の高さと道路の幅、そして抜ける空。

このバランスが、人間の心に響くのではないでしょうか?

 

 

 

上の写真はモスクワ市内の歩行者専用のショッピングストリート。

やはり建物の稜線を揃え、豊かな歩道と空が人間の心を爽快にしてくれますね。気持ち歩いている人々も颯爽としているような!?

 

ただ、この二つ共通しているのはその周りの建物は決して奇をてらった目立つ建物ではないということ。そして、その建物群をまちの人々が共有した認識のもと建てているということ。当然、歴史的背景や地理的条件はありますが。

 

これら建築群の所有は、今は当然ながら個々人です。皆さんの建物に対する考え方を共有できれば、このようなまちができ、より素晴らしい生活環境ができるのではと考えます。

 

現代日本ではどうしても経済優先となりなかなか難しいという現実はありますが、そのような意識を持ちながら日々精進していきたいと思います!

 

 

※日本語の漢字では、『まち』を表す漢字が街・町など複数あります。その他都心や郊外、 

 山手や下町、繁華街、商店街など部分的に表現する『まち』もあります。

 諸外国語でも同様ですが。

 ここでは、すべてを総称して『まち』と表現することとします。